2009年4月13日月曜日

うつ病と自殺

 2020年には、うつ病が生命を脅かす疾病の第2位になる——世界保健機関(WHO)が示した将来予測だ。

 時に「死にたい」という気持ちになってしまう、うつ病に、誰もがなりうるという予測である。しかし、うつ病への理解は他の病気に比べて進んでいないのが現状だ。

 〈クビになったことを家族に言い出せず『もうだめだ。いっそのこと死んだら、楽になれるかなあ』と思い詰めるが、家族の『何でもいいから 話して』という言葉で家族に打ち明ける。家族から相談を受けた医師が『うつ状態』と診断し、家族や周りの人の支えもあり、清さんは『死ねば苦しみから逃れ られるといつも思っていたけど、いろんな人に相談してよかった』と、徐々に社会復帰していく〉

 南部町、つがる市に共通しているのは「うつをタブー視せず、うつによる自殺はなくすことができる」という考え方だ。

 県立精神保健福祉センターの岩佐所長は「うつ状態になったときに、相談できるところがあるかどうかで自殺者を減らせるかが決まる」と語った。

 また、弘前大大学院の兼子教授は「here&now(今、ここで)が大事」と話す。「うつだと分かったとき、すぐ相談できる窓口があるこ とが自殺対策として有効だ」。うつの原因を取り除く手助けをしてくれる人や機関が身近にあるか、どうか。それが命を救うポイントだという。


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