2009年4月13日月曜日

平成20年の自殺率

昨年の自殺者3万2249人…11年連続3万人超


 昨年1年間の全国の自殺者は3万2249人で前年より844人(2・6%)減少したことが2日、警察庁のまとめでわかった。

 自殺者が減少するのは2年ぶりだが、3万人を超える状況は1998年から11年連続で続いている。

 人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は25・3で前年より0・6減少。自殺者のうち男性は前年より647人減の2万2831人で、女性は同197人減の9418人だった。このうち、昨年急増した硫化水素による自殺は1056人。

 月別に見ると、米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した昨年9月は2714人で、8月より283人増加し、翌10月は3092人に上った。11月は2539人、12月は2513人と再び減少に転じた。

 都道府県別では、東京が最も多い2941人で、大阪2128人、神奈川1818人、北海道1726人、埼玉1653人の順。九州地方の全県を含 め、全国29都府県で自殺者が減少する一方、北海道(前年比86人増)、長野(同80人増)、埼玉(同68人増)など大幅に増加した自治体も目立ち、18 道県で前年よりも自殺者が増加した。


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